AM技術トレーニング
2024.07.02
【教育】AM技術トレーニング(応用技術)
■Additive Manufacturingとは
Additive Manufacturing(AM)は、材料を一層一層積み上げて部品を作っていく製造法であり、今後のビジネスモデルごと変える「新たな製造の形」であることで注目され、世界的に活発な技術開発が行われている産業です。
この素材そのものを製造する技術に対し、 AM工法の強みを知る・技術の理解・AMプロセスを正確に理解するからこそ製品実現へと繋げることができます。
■AM工法への挑戦
新たな工法に対し成功へと導くためには本技術を最大限活かすことが最も重要となります。
そのためにも、まずはAM工法における正しい技術知識(経験)から理解していく必要があります。
➣AMに適したパーツを選ぶ
➣付加価値を追求した新たな設計手法
➣AMの特長を活かしたDfAM設計
➣プロセス保証の実現に向けた造形方案
➣要求される部品特性に応じた後処理、品質検査の確立
応用技術株式会社は、製造業向けサービスtoDIMが持つノウハウを『トレーニング/設計支援/技術支援/アドバイザー支援』というサービスメニューでご提供し、お客様の課題解決をサポートします。
最終的にはお客様自身でAM技術を作り上げていただくことがtoDIMのサービスコンセプトです。
技術トレーニングメニュー
🔷AM(PBF方式)技術に特化した専門的なトレーニングを提供します。
AM基礎トレーニング【知識編】
1 | AMの基礎知識① | AMプロセスやスキルセットなどAM推進に必要な情報・コストバリューなど技術理解を深めるためのトレーニング |
2 | AMの基礎知識② | AM的な発想や考え方を習得するためのワークショップ |
AM基礎トレーニング【ワークショップ編】
3 | パーツスクリーニング | 部品特性や要件定義などの諸条件から、AM工法に適したパーツの選定方法 |
AM基礎トレーニング【品質管理編】
4 | AM品質の基礎① | 品質保証・品質管理の基本的な知識からAM品質の考え方など基礎知識向上に向けたトレーニング |
5 | AM品質の基礎② | AM品質の基礎知識からプロセス保障に繋げるための品質手法についてのトレーニング |
6 | AMプロセス管理 | 実業務への運用に向けた、各プロセスの作業チェックリスト作成に向けたトレーニング |
プロジェクト開発支援
7 | AMコーディネーターの育成 | (1)パーツ選定、設計最適化、製造、品質までのトータルプロセスをサポート (2)AM専用のトレーニングなどを活用して頂きながら、付加価値の高い製品実現をご提案 (3)技術知識やプロセス理解、DfAM習得などAMスペシャリストの人材を育成 |
AM基礎トレーニング【技術編】
8 | 造形プロセスの流れ | AM工法やプロセスを理解することで工程全体の流れを理解するためのトレーニング |
9 | 設計デザインルール | AM設計に必要な造形制約・サポート条件・残留応力・造形方向・DfAMなど造形方案を決定するためのトレーニング |
CAEトレーニング【CAE知識編】
10 | 解析・シミュレーション | DfAM設計で必要な解析知識や評価方法、実用的な使い方に向けたトレーニング |
部品開発プロジェクト支援
🔷お客様の技術ノウハウの蓄積やスキル向上を目指し、プロジェクト全体をサポートします。
🔷AM活用における現場力・技術力・課題解決能力の向上を目指しAMコーディネーターを育成します。
【経験/習得できる項目】
1. パーツ選定、設計最適化、製造、品質までの全プロセス
2. AM専用の技術トレーニングを受講いただきながら、技術スペシャリストを育成
3. AM技術、知識、プロセス、DfAM習得などAMコーディネーターを育成
AM工法における品質保証
AMでつくる部品の品質保証は重要なテーマです。
部品特性、使用環境、要求値に対し重要度は異なりますが、部品の外観や寸法精度だけではなく、密度やガスポロシティ&未溶融など内部欠陥の状態が重要な評価項目となります。(AMは素材を作る技術です)
このような内部欠陥は非破壊検査で確認することができますが、量産品で非破壊検査を適用するにはコストや納期面など、実用的ではありません。(X線やCTでも材質や形状、部品の深部、検知サイズにより限界があります)
AM業界では独自の基準や検査項目で品質を担保していると考えられますが、やはり一番押さえておきたいポイントは『プロセス保証』を実現することです。
DfAMの実現
🔷「DfAM」「デザインルール」「AM工法に適した部品選定」のスキル習得を目指し設計プロセス全体をサポートします。
🔷AM手法確立に向けDfAMの重要性を知り、設計のスペシャリストを育成します。
【経験/習得できる項目】
1. DfAMの理解と設計手法の技術習得
2. デザインルールの理解と指標の作成
3. AMに適した部品選定方法から、付加価値の高い部品実現など設計スペシャリストを育成
【Design Rule】
製造方式に応じたデザインルールを正しく理解する!