報告
2024.07.05
【展示会】6/26~28「AM EXPO 名古屋」(主催:日本AM協会)を初開催しました
2024年6月26日~28日 日本AM協会は、「AM EXPO 名古屋」(ADDITIVE MANUFACTURING EXPO NAGOYA)(場所:ポートメッセなごや)を初開催しました。(共催:インターモールド振興会、ポートメッセなごやMICEコンソーシアム)
当日の会場全体(INTERMOLD、金型展、金属プレス加工技術展)の来場者数は以下の通りでした。
【来場者数】6月26日(水)8,925名、6月27日(木)15,052名、6月28日(金)15,021名 3日間合計 38,998名 (内 AM EXPO 名古屋 2,832名)
当日の模様、当協会からの出展企業は以下の通りです。
当日のビデオ
目次
- 日本AM協会ブース全体
- ①ニデックマシンツール株式会社
- ②大陽日酸株式会社
- ③協栄産業株式会社
- ④ジェービーエムエンジニアリング株式会社
- ⑤富士高周波工業株式会社
- ⑥株式会社エイチ・エー・ティー
- ⑦三菱電機株式会社
- ⑧株式会社立花エレテック
- ⑨株式会社J・3D
- ⑩株式会社ODEC
- ⑪応用技術株式会社
- ⑫オートデスク株式会社
- ⑬JT SPACE株式会社
- ★大阪大学(異方性カスタム設計・AM研究開発センター)(AM研究会)
- ★株式会社FUJI
- ★慶応義塾大学(小池綾研究室)
- ★株式会社デンソー
- ★いすゞ自動車株式会社
- ★株式会社豊田自動織機
- 🔷ティーケーエンジニアリング株式会社[会員単独ブース]
- 🔷株式会社データ・デザイン[会員単独ブース]
- 🔷(一社)群馬積層造形プラットフォーム[会員単独ブース]
日本AM協会ブース
日本AM協会ブース全体
日本AM協会は、AM実用化に必要な、材料・設計(DfAM)・AM装置・後工程・品質保証に関係する企業で構成しています。今回、会員企業13社の展示を行い、AM実製品活用について様々なご相談を頂きました。
①ニデックマシンツール株式会社
パウダDED方式金属3Dプリンタ「LAMDA」とMarkforged社のバインダージェット方式金属3Dプリンタで積層したサンプルを多数展示。C574P(クロム基合金)ブレーキディスク補修、アルミ薄壁(0.66mm)サンプル、ロケットエンジンノズル、熱間鍛造用金型(CP01)等。
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②大陽日酸株式会社
金属AMプロセスにおける「AM ADVANCE SOLUSION」を紹介。Velo3D(PBF方式)、Rapidia(MPD方式)造形サンプル等を展示。その他GEFERTEC(arc方式)をご紹介。
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③協栄産業株式会社
高速造形、高い耐候性のある材料が使える光造形方式「Figure4」の実機展示。63MPAの引張強度と長期環境安定性をもつ量産グレードの剛性材料、300℃以上の熱たわみ温度を備えた高耐熱性材料などの各種造形サンプルを展示。
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④ジェービーエムエンジニアリング株式会社
金属積層用CAM「ADDITIVE MASTER LUNA」による積層サンプルを展示。村谷機械製作所製マルチレーザクラッディング装置「ALPION」による羽根や歯車の造形、欠損部分の補修、部品表面に硬質層や耐腐食層の形成など各種サンプルを展示。
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⑤富士高周波工業株式会社
レーザ焼入れ、レーザクラッディング、精密レーザクラッディング、高周波焼入れが得意の専門メーカ。車部品(量産)のレーザ焼入れ実績や金型補修のレーザクラッディング実績事例、超大型六角形パイプ(SUS316、高さ1100mm)等を展示。
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⑦三菱電機株式会社
金属ワイヤ・レーザDED方式「AZ600」サンプルを中心にご紹介。熱間鍛造金型への肉盛り補修事例(SKD61)、異種材造形サンプル、ターボチャージャインペラ(Ni基合金718)、船舶プロペラ(SUS630)等を展示。
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⑧株式会社立花エレテック
DfAMの活用や後工程を含めたAMソリューションをご提案。AddUp製3D冷却配管金型サンプル、ALGOVISION製流体研磨サンプル、Aspect製SLS方式スーパーエンプラ等の実用事例を展示。
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⑩株式会社ODEC
造形後の「機械加工工程」まで自社内で一貫製造。光ファイバー向け水冷スリーブ、マイクロファインバブル用フィン等の実用事例を展示。高精度な、総合リバースエンジニアリングサービスも提供します。
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⑪応用技術株式会社
AM活用に必要な4つの要素(知識習得、DfAM活用、プロセスの理解、技術支援)。部品特性の最大化を引き出すAM技術と独自のSolutionで、お客様の効率的なプロダクト開発とプロセス改善を支援します。
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⑫オートデスク株式会社
AIを活用したジェネレーティブデザインや積層造形シミュレーションツールなど、先進のテクノロジーでこれからのものづくりを変えるオートデスクのDfAMソリューションをご紹介。
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⑬JT SPACE株式会社
2023年北海道に設立された台湾の宇宙ベンチャー企業。台湾に敷地面積66,000㎡の自社工場を保有。受託造形サービスとして、航空宇宙、その他の輸送、重機械部品、プラスチック射出成形金型冷却回路設計、産業用冷却モジュールや家電機械部品など、幅広い産業に高性能な部品を提供しています。
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特別展示ブース
★大阪大学(異方性カスタム設計・AM研究開発センター)(AM研究会)
2014年12月設立。国内の大学で初かつ最大のAM研究開発拠点。独自の研究開発コンセプト『異方性/等方性』制御、AMによる原子配列・結晶方位制御技術等を研究。今後の日本におけるAM分野の取り組みの方向性を議論・決定するため、産学官そして学協会の枠組みを超えた有機的連携を促進する「AM研究会」を設立し、2025年4月1日より「日本AM学会」へと拡大します。
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★株式会社FUJI
AM+Electronics = AMEと呼ばれる電子基板そのものを製造する新ジャンルのAM装置「エレクトロニクス3Dプリンター(電子基板用AM装置)」のサンプル展示とご紹介。
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★慶応義塾大学(小池綾研究室)
2021年4月、小池研究室は世界で初めて、高重量場 (HG: High gravity) で粉末床溶融結合法 (PBF: Powder Bed Fusion) を行った結果を発表。造形プロセスへ能動的な力学的作用を加える手法としても、従来の3Dプリンタの研究ではありえない画期的な提案として、HG-PBFは高く評価されています。
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★株式会社デンソー
モビリティ部品の経済合理性、品質保証に対応できるAM技術に進化させ、実装を目指しています。開発技術をオープン化し、普及の循環をつくります。今回はダイカスト部品と等価な品質に制御できるAM技術に目途を立てました。0.2%耐力・Hv硬さ・疲労強度等、要求品質の等価化技術を開発、2製品で信頼性評価まで完了しております。
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★いすゞ自動車株式会社
⾦属3Dプリンタ型の技術課題として、①3D冷却⽔管設計技術獲得 ②3D型の⾦型寿命対策 ③3D型のメンテナンス⼿法の確⽴ に取り組んでいます。技術課題の解決を⾏い、鋳造⼯場全体の⽣産性を上げる事で、⽣産数を減らさずに稼働鋳造機をMIN化する事で、将来課題である労働人口の低下やCNに向けての燃料代替でのコストUP等の課題にも対応していく方針です。
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★株式会社豊田自動織機
自社内のAMを活用した3次元冷却金型開発と生産性向上事例を披露。従来品と3D冷却水管金型との比較展示。AMにより3次元的な冷却回路の設置が可能になり、金型の均熱化が実現。従来金型では、アルミが溶着するので磨き工程が必要であったが、AMを適用した金型全てで磨き時間が大幅に低減し、その内約80%で磨きがゼロとなった。また離型剤が大幅に削減でき、サイクルタイム、廃水量、エアー使用量が大幅に削減できた。
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会員単独ブース
🔷ティーケーエンジニアリング株式会社[会員単独ブース]
第20回「2023年度”超”モノづくり部品大賞」の「大賞」を受賞。銅合金による高周波焼入れ用誘導加熱コイルの受託造形を実施。コイル寿命の安定・向上が可能となり、製作期間の短縮、設計自由度の向上が図れます。銅製品以外では切削工具の造形にも取り組む。
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🔷株式会社データ・デザイン[会員単独ブース]
Artec製3Dスキャナー、3Dプリンターでは、カーボンファイバーが使えるMarkforged製FFF方式「X7」「FX20」、Formlabs製高精度光造形方式「Form3+」、高精度高速SLS方式「Fuse1+」等を展示。
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🔷(一社)群馬積層造形プラットフォーム[会員単独ブース]
群馬積層造形プラットフォーム Gunma AM Platform (GAM) は、会員の課題やニーズに基づき、積層造形技術に関する人材育成、実用化、共同開発を推進しています。群馬県が実施する「3D金属積層造形実用化支援事業」の受託を請け、AM実用化のコンサル(無料)と試作造形(群馬県から最大50万円の補助)を行なっています。金属積層造形で試作してみませんか?
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