報告
2024.12.03
【展示会】11/5~10「JIMTOF 2024」展示について
2024年11月5日~10日 東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF 2024」に日本AM協会は出展しました。事務局の発表では、当日の会場来場者数及び出展者数は以下の通りでした。
【来場者数】11/5(火)18,792名(17,225名)、11/6(水)22,296名(18,594名)、11/7(木)26,348名(22,486名)、11/8(金)33,925名(29,962名)、11/9(土)22,175名(20,388名)、11/10(日)5,482名(5,503名) 6日間合計 129,018名(114,158名)
※( )内数=前回JIMTOF 2022実績
【出展者数】1,262社、5,743小間
当協会からは「日本AM協会ブース」5社、その他単独ブースで正会員・賛助会員 14社が出展しました。当日の模様及び各ブースの詳細内容については、以下のビデオをご覧下さい。
当日のビデオ(展示会)
目次
- ①株式会社J・3D
- ②株式会社ODEC
- ③株式会社立花エレテック
- ④大同特殊鋼株式会社
- ⑤富士高周波工業株式会社
- (1)ジェービーエムエンジニアリング株式会社[単独ブース]
- (2)DMG森精機株式会社[単独ブース]
- (3)大陽日酸株式会社[単独ブース]
- (4)日本3Dプリンター株式会社[単独ブース]
- (5)ニデックマシンツール株式会社[単独ブース]
- (6)三菱電機株式会社[単独ブース]
- (7)ティーケーエンジニアリング株式会社[単独ブース]
- (8)株式会社フュージョンテクノロジー[単独ブース]
- (9)株式会社DOHO[単独ブース]
- (10)丸紅情報システムズ株式会社[単独ブース]
- (11)大同特殊鋼株式会社[単独ブース]
- (12)APPLE TREE 株式会社[単独ブース]
- (13)日本3Dプリンティング産業技術協会 ブース内[ConfluxTechnology]
- (14)ShareLab[単独ブース]
会場全体
日本AM協会ブース
日本AM協会は、AM実用化に必要な、材料・設計(DfAM)・AM装置・後工程・品質保証に関係する企業で構成しています。今回、会員企業5社の展示を行い、AM実製品活用について様々なご提案を致しました。詳細内容は各社ブースご紹介ビデオをご覧下さい。
①株式会社J・3D
金属・樹脂3Dプリンターを用いた受託造形サービスと3Dプリントにおける技術コンサルティングを提供。金型ハイブリッド造形部品やアルミ製 軽量化・複雑構造部品等を展示。機械加工による二次加工まで一貫対応、高品質で高精度な製品を提供いたします。今回、DMG森精機様2024年度第19回ドリームコンテスト金賞受賞作品を展示しました。
②株式会社ODEC
機械加工による二次加工まで一貫対応、高品質で高精度な製品を提供いたします。光ファイバー向け水冷スリーブ、マイクロファインバブル用フィン、アルミ合金による板厚0.4mmヒートシンク部品等の実用事例を展示。高精度な、総合リバースエンジニアリングサービスも提供します。
③株式会社立花エレテック
DfAMの活用や後工程を含めたAMソリューションをご提案。樹脂では、Markforged製カーボンファイバーの短繊維が含有された強化ナイロン樹脂、Aspect製SLS方式スーパーエンプラPPS樹脂サンプルを展示。金属では、Markforged製バインドジェット方式小物ねじ等の高精細サンプル、AddUp製PDF方式冷却配管金型サンプル、造形後の後加工としてALGOVISION製流体研磨サンプル等の実用事例を展示。
④大同特殊鋼株式会社
溶接・積層造形用ワイヤを展示。硬化肉盛、Ni基、チタン・チタン合金、ステンレス鋼など用途に応じた製品ラインナップをご紹介。三菱電機製ワイヤDED方式金属3Dプリンタにて造形した各種サンプル(Ni基:タービンブレード、チタン合金:シャチホコ、Ni基礎:タンク)を展示しました。
⑤富士高周波工業株式会社
レーザ焼入れ、レーザクラッディング、精密レーザクラッディング、高周波焼入れが得意の専門メーカ。車部品(量産)のレーザ焼入れ実績や金型補修のレーザクラッディング実績事例、超大型六角形パイプ(SUS316、高さ1100mm)等を展示。また名古屋大学発学生ベンチャー:㈱FAI社製Φ-Optimier(トポトジー最適設計シミュレーションソフト)をご紹介。
単独ブース
(1)ジェービーエムエンジニアリング株式会社[単独ブース]
最新型DED方式金属3Dプリンター「MELTIO M600」実機とMELTIOシリーズで造形した各種サンプルを展示。また金属積層用CAM「ADDITIVE MASTER LUNA」による積層サンプルを展示。村谷機械製作所製マルチレーザクラッディング装置「ALPION」の実機と同装置による羽根や歯車の造形、欠損部分の補修、部品表面に硬質層や耐腐食層の形成など各種サンプルを展示。
(2)DMG森精機株式会社[単独ブース]
パウダーベッド(SLM)方式とパウダーノズル(DED)方式の各種アプリ事例を展示。今回、日本初公開の「LASERTEC 30SLM」(レーザ発振器を最大 4 台搭載可能な高速・高精度レーザ金属積層造形機)を展示。80 µmのレーザスポット径と積層エリア全体に対応する高精度光学モジュールを採用しているため、従来機よりも 1.5 倍拡大した 325×325×400 mm3の積載容量で積層造形が可能です。
(3)大陽日酸株式会社[単独ブース]
金属AMプロセスにおける「AM ADVANCE SOLUSION」を紹介。Velo3D(PBF方式)、ADDiTEC(DED方式)、Rapidia(MPD方式)、GEFERTEC(arc方式)の各種サンプルやAM専用PSA式高純度窒素ガス発生装置、AM用金属粉末保管庫などをご紹介。Velo3Dはサポートレス造形を特徴としており、タンク・航空機・ロケット・ドローンなどの実活用サンプルを展示。
(4)日本3Dプリンター株式会社[単独ブース]
Fasoon社製SLS(粉末焼結積層造形)方式3Dプリンターをご紹介。造形サイズ・高温焼結能力・対応材料などにより幅広くラインナップ。またMarkforged製 ULTEM™対応・世界最大の連続カーボンファイバー強化新機種3Dプリンター「FX20」、Raise3D製Pro3シリーズの上位機種、高速化/強化繊維樹脂にも対応した「Pro3 HS」の各種造形サンプルを展示。同時にSHINING3D製小型軽量かつ高性能な計測グレード3Dスキャナー「FreeScan Combo+」を展示。
(5)ニデックマシンツール株式会社[単独ブース]
パウダDED方式金属3Dプリンタ「LAMDA」とMarkforged社のバインダージェット方式金属3Dプリンタで積層したサンプルを展示。C574P(クロム基合金)ブレーキディスク補修、アルミ薄壁(0.66mm)サンプル、ロケットエンジンノズル、熱間鍛造用金型(CP01)やユーザ様の実活用サンプルを多数展示しました。
(6)三菱電機株式会社[単独ブース]
金属ワイヤ・レーザDED方式「AZ600」デモ加工を展示。高性能・高速な同時5軸制御が主な特長。今回は、お客様とタイアップした実用化に向けたサンプルを多数展示。熱間鍛造金型におけるTIG溶接(手作業)からAM補修事例(Stellite21、SKD61)、異種材造形サンプル、水力発電用オープンインペラ、ターボチャージャインペラ(Ni基合金718)、船舶プロペラ(SUS630、アルミ青銅)等を展示。新オプションとして「加工トレーサビリティシステム」についても参考出展。
(7)ティーケーエンジニアリング株式会社[単独ブース]
第20回「2023年度”超”モノづくり部品大賞」の「大賞」を受賞。銅合金による高周波焼入れ用誘導加熱コイルの受託造形を実施。コイル寿命の安定・向上が可能となり、製作期間の短縮、設計自由度の向上が図れます。銅製品以外では切削工具の造形にも取り組む。
(8)株式会社フュージョンテクノロジー[単独ブース]
UNI Formation社製光造形方式「GK3 Ultra」(16K解像度、大型造形サイズ:300×160×300mm、44万円)、INTAMSYS製FDM方式「FUNMAT PRO 310 NEO」(高速造形、PPS-CFフィラメント可能、120万円)、Bambu Lab製FDM方式 「Bambu LabX1E」などを展示。
(9)株式会社DOHO[単独ブース]
アジアを代表するAMリーディングカンパニー「ZRapid社」国内総代理店。今回、新オプション(少量粉末対応タンク、高精度・高精密対応)をご紹介。複雑な内部流路サンプルや和田精密歯研様の歯科技工業界の事例や井上ボーリングとの共同プロジェクトによる旧車再生プロジェクトで、KAWASAKI マッハ3のエンジンを3DスキャンしZRapidで造形した事例を紹介。また周辺設備として、SUZHOU BAOMA製モリブデンワイヤ放電カット機を展示。伴走型サービスとして、ヒアリングから材料提案、造形トライ、設備レンタル、設備導入、稼働支援、造形協力、後処理支援まで総合コンサルティングサービスを提供します。
金属3Dプリントで旧車エンジンを未来へと蘇らせる、DOHOと井上ボーリングによる旧車再生プロジェクト。3Dデータ設計から金属3Dプリンタによる造形、二次加工、仕上げまで、旧車エンジンパーツの製作工程を動画でご紹介いたします。
(10)丸紅情報システムズ株式会社[単独ブース]
DesktopMetal製BMD(Bound Metal Deposition)方式「Studioシステム2」を展示。造形、焼結の2ステップで簡単に金属モデルが生成可能。今回、簡易加工機として津田駒工業製「MDP-0002」100V駆動3軸加工機(580万円)もご紹介。その他DesktopMetal製バインダージェット方式Shopシステム、Stratasys製インクジェット方式とFDM方式の各種サンプルを展示。3DスキャナではZEISS製ハンディスキャナT-SCANhawks2、GOM製据置型GOMScan1を展示紹介。
(11)大同特殊鋼株式会社[単独ブース]
SLM方式およびLMD方式の3Dプリンタに適した優れた流動性を有する金属粉末のご紹介。金型用SKD61改良粉末やステンレス系の改良粉末(AMDAPシリーズ)、レーザー肉盛り用SKD改良粉末(HTC45)、マルエージング鋼からSKD61に置き換え(HTC、LTXシリーズ)などAMに特化した改良材料を造形サンプルを含めて展示ご紹介。
(12)APPLE TREE 株式会社[単独ブース]
FLASHFORGE製FFF方式Creater4S(造形サイズ400×350×500mm)、Guider3 Ultra(最高造形速度500mm/s)及びMarkforged製FFF方式FX10 Metal Kit(世界初の工業用金属および複合材料が造形可能)の実機とサンプルを展示。その他、FusRock製フィラメント(炭素繊維とチョップドカブロン繊維がそれぞれ25%ずつ配合されており、機械的特性と耐熱性が高く、Z軸方向の層間接着強度も高い)やSCANTECH製3Dスキャナーを展示ご紹介。
(13)日本3Dプリンティング産業技術協会 ブース内[ConfluxTechnology]
オーストラリア(メルボルン)に拠点があるAM熱交換器(HX)の設計・製作におけるリーディングカンパニー。フレキシブルなAM設計で業界をリードする性能を実現。空気・液体冷却、カートリッジ、液体・液体環状熱交換器、液冷コールドプレート等を展示。
ShareLab(シェアラボ)は、業務用3Dプリンター/アディティブ・マニュファクチャリング(AM)に関するあらゆる情報を集約、整理し、国内AMの普及発展を推進するポータルサイトです。今回、新サービスとして、「AMウェビナー」「ShareLabTV」「3Dプリンター/AM情報調査サービス」をご紹介。今回の展示会の内容についてはホームページで報告しております。