イベント

報告

2025.10.06

【展示会】9/25~26「Formnext Asia Tokyo Forum 2025」出展について 

 2025年9月25日~26日 東京都立産業貿易センター 浜松町館で開催された「Formnext Asia Tokyo Forum 2025」に日本AM協会はブース出展及び主催者特別セミナーに参加しました。
 事務局の発表では、当日の会場来場者数及び出展者数は以下の通りでした。
【来場者数】9月25日(木)468名(522名)、9月26日(金)439名(587名) 2日間合計907名(1,109名) 
      ※( )内数=前回2024年実績
【出展者数】52社(国内:48社/海外:4社)5ヵ国より ※含む共同出展者
      ※2024年 56社(国内:48社/海外:8社)4か国・地域より ※含む共同出展者
 当日の模様、当協会からの出展企業は以下の通りです。主催者特別セミナーはこちらをご覧下さい。

当日のビデオ(展示会)

目次

会場全体

日本AM協会ブース

日本AM協会ブース

日本AM協会は、AM実用化に必要な、材料・設計(DfAM)・AM装置・後工程・品質保証に関係する企業で構成しています。今回、会員企業8社の共同展示を行い、AM実製品活用について様々なご提案を致しました。

①三菱電機株式会社

金属ワイヤ・レーザDED方式「AZ600」造形サンプルを展示。世界初の空間同時5軸制御と加工条件を協調制御するデジタル造形技術により、安定的かつ高品質な三次元造形を実現します。今回は、熱間鍛造金型におけるTIG溶接(手作業)からAM補修の事例(Stellite21、SKD61)、異種材造形サンプル(母材:SKD61、肉盛材:SKH51)、燃料タンク(64Ti)等を展示。

紹介ビデオ
ブース
展示品
②応用技術株式会社

AM活用に必要な4つの要素(知識習得、DfAMの実現、プロセスの理解、技術支援)をコンサルティング対応しております。AM活用を成功に導く4つのステップ「①パーツスクリーニング ②部品最適化 ③技術サポート ④製造・品質保証」をサポート。また金型の冷却効率を最大化する設計/シミュレーション/造形(製造)までの技術プロセスをトータル支援します。

紹介ビデオ
ブース
展示品
③住友ゴム工業株式会社

タイヤ技術を生かした材料開発で光造形用3Dプリンタ用のUV硬化ゴムを開発。耐久性(繰り返し圧縮試験にて2000万回潰しても元にも戻る)、復元性(どれだけ潰しても長時間、高温でも元に戻る)に優れているのが最大の特長。ロボットハンド用ソフトグリッパー、硬さ違いの構造物、軟質ゴム材料、高剛性ゴム材料等の造形物を展示。

紹介ビデオ
ブース
展示品
④大同特殊鋼株式会社

積層造形用金属ワイヤ及び金属粉末のご紹介。金属ワイヤでは、硬化肉盛、Ni基、チタン・チタン合金、ステンレス鋼など用途に応じた製品ラインナップをご紹介。三菱電機製ワイヤDED方式金属3Dプリンタにて造形した各種サンプル(Ni基:タービンブレード、チタン合金:シャチホコ)を展示しました。金属粉末では、金型用SKD61改良粉末やステンレス系の改良粉末(AMDAPシリーズ)、レーザー肉盛り用SKD改良粉末(HTC45)、マルエージング鋼からSKD61に置き換え(HTC、LTXシリーズ)などAMに特化した改良材料を造形サンプルを含めて展示ご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
⑤ニデックマシンツール株式会社

パウダDED方式金属3Dプリンタ「LAMDA」とMarkforged社のバインダージェット方式金属3Dプリンタで積層したサンプルを展示。ハイス鋼やダイス鋼積層サンプル、アルミ薄壁サンプル及びユーザ(大丸鐵興様、明楽様)の実活用サンプルを多数展示しました。

紹介ビデオ
ブース
展示品
⑥ジェービーエムエンジニアリング株式会社

同社開発の金属積層用CAM「ADDITIVE MASTER LUNA」による各種積層サンプルを展示。村谷機械製作所製マルチレーザクラッディング装置「ALPION」による羽根や歯車の造形、欠損部分の補修、3種類の材料(基材SUS304にコルモノイとSKD11)で形成した異材造形など各種サンプルを展示。その他、青色レーザを使用した純銅薄膜コーティング事例をご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
⑦株式会社FUJI

世界初のエレクトロニクス3Dプリンター(電子基板用AM装置)の装置(FPM-Trinity)を開発。「樹脂・回路形成⇒多層回路ビルド⇒部品実装⇒埋込造形」の工程にて、部品内蔵基板を一気通貫にて製造可。FPM-Trinityで試作リードタイムを大幅に短縮できます。今回、LED CUBU 3段、多機能センサー基板、心電計用基板、心拍の可視化センサー等の特殊試作品やロボット電源基板、NFCモジュール等の特殊形状品への活用事例をご紹介。現在、お客様からの試作サービスを承っている。

紹介ビデオ
ブース
展示品
⑧富士高周波工業株式会社

高周波焼入れ加工から最新のレーザ機器を駆使した、レーザ焼入れ、レーザクラッディング等の最新の表面加工技術を提供している富士高周波工業株式会社は、金属3Dプリンティング導入を検討する顧客の課題を解決し本格導入を実現するためのエンジニアリングプラットフォーム「3Dプリンティング研究所」を2025年4月に設立しました。DfAM設計から最終製品の評価・分析までのプロセスを支援することで、金属3Dプリンティング技術の導入をスムーズに行い、お客様の事業成長を加速させることを目指します。今回、パウダDED方式「ALPION」による微細肉盛りサンプルとワイヤDED方式「Meltio Engine Robot」による大型造形サンプルを展示ご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品

単独ブース

[単独ブース]DMG森精機株式会社

パウダーベッド(SLM)方式:LASERTEC SLMシリーズではバランシングバード(SUS316L)、焼き入れコイル(99%Cu)、ロケットノズル(99%Cu)、熱交換器の造形サンプルを展示。パウダーノズル(DED)方式:LASERTEC DED hybridシリーズではハイス鋼を積層した社内部品、バイメタル金型(成型面に金型鋼。内部に銅合金を採用し、冷却効率向上)、ダイカットロール(シャフトワークに硬質材をコーティングし、サイクルタイム短縮、製造コスト削減)等のアプリ事例をご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]大陽日酸株式会社

ガス技術と海外の最先端の金属AM技術による金属3Dプリンターのトータルソリューションをご提案。鋳造・鍛造の代替として注目されるワイヤーDED方式の金属3Dプリンター2機種を中心に、金属3Dプリンター・ソフトウェア・造形材料等を幅広くご紹介。ADDiTEC(DED方式)、GEFERTEC(arc方式)、E-PLUS-3D(L-PBF方式)の各種サンプルを展示紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]ティーケーエンジニアリング株式会社

AMを3つの分野で活用している。①AMコイル:銅合金による高周波焼入れ用誘導加熱コイルをAM活用により、コイル寿命の安定・向上、製作期間の短縮、設計自由度の向上を図る ②AMツール:キリコの巻き付き防止や軽量化を図った切削工具 ③AMノズル:2系統で冷却と洗浄が可能な砥石等の社内での実活用事例をご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]森村商事株式会社

グローバルAM市場で各々の分野でリーディングカンパニー製品を取り扱う金属粉末材料商社。今回、以下のメーカー品をご紹介。①ELEMENTUM社:MMC技術を応用した同社特許「RUM技術」を用いた金属粉末により、不可能・困難とされていた造形が可能 ②Constellium製:一般的なAlSi10Mgに対し、Siフリーとすることで後加工性向上(アルマイト・表面処理)、更に熱伝導率・電気伝導率・耐食性などを向上 ③AP&C製:年間1000MT以上の生産能力を有し、AM用チタン粉末のリーディングカンパニー、その他One Additiveが開発した日々の材料エビデンス、トレーサビリティを手軽に管理するオンラインサービスをご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]株式会社テクノソリューションズ

9月にリリースの国産GUTENBERG製FFF3Dプリンタ「G-ZERO MP1」:PEEK対応、超高速機の実機展示をしました。同時に、現場で実使用している業務改善用の治工具事例(回転洗浄台、ワーク押え治具、ボルト仮締め工具)、3Dプリンタ向けの軽量化設計や熱交換機設計などを得意とするデザインソフトウェア「nTop」等 幅広くご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]Carbon Technologies Nippon 株式会社

米国の3Dプリンターメーカー。AM装置、材料、造形ソフトを自社開発している。今回は、フィジーク製自転車用サドル、Adidas製やプーマ製スニーカー、アメフトやアイスホッケー用や米軍用ヘルメットクッション部品の実用途事例などをご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]UEL株式会社

同社開発のラティス構造の自動生成、造形データ自動整備ソフトウェア(POLYGONALmeister)のご紹介。不規則ラティス構造を自動生成することで、剛性を変えることが可能となる。その他、同社開発のスライスソフトAMmeisterを搭載したD-MEC製高精度光造形方式3Dプリンタ「DARAM3」やSK FINE製セラミック用高精細光造形3Dプリンタのご紹介。

紹介ビデオ
ブース
展示品
[単独ブース]株式会社三和デンタル

欧米を始め世界的に展開する金属3Dプリンター製造会社「Profeta社」の日本総代理店として、同社SLM(選択的レーザ溶融)法の金属3Dプリンター、ソフト、金属パウダーを提供。実際にProfeta社のハード設備とソフトを自社製造で使用しており、その豊富な経験から機器ハードの運用だけではなく、製造ノウハウに関するサポートも提供します。

紹介ビデオ
ブース
展示品
★[連携機関]兵庫県立工業技術センター(ひょうごメタルベルトコンソーシアム)、兵庫県立大学、金属技研株式会社

兵庫県は、瀬戸内海沿岸に全国有数の金属素材製造・加工企業が集積、「ひょうごメタルベルト」を形成。これらの産業の高付加価値化を図るため、新素材の研究・開発を行う拠点として『金属新素材研究センター』を整備、次世代産業で必要な硬度・耐熱性・微細加工性に優れた金属粉末や3D造形技術の確立を目指します。中小企業を支援するため、先進技術を持つ企業とも連携し、産学連携による技術支援に取り組んでいます。

紹介ビデオ
(ひょうごメタルベルトコンソーシアム)
紹介ビデオ
(兵庫県立大学)
紹介ビデオ
(金属技研)
兵庫県立工業技術センター
兵庫県立大学
金属技研
★[連携機関]日本3Dプリンティング産業技術協会、Conflux Technology

日本3Dプリンティング産業技術協会は、AMの海外動向報告やセミナー・教育を実施しております。また国際標準団体の ASTM International と連携して、ISO/ASTM国際標準をベースとしたASTM認定コースも開催しています。今回、当協会賛助会員であるConflux Technologyブースをご紹介します。

日本3Dプリンティング産業技術協会
紹介ビデオ
(Conflux Technology)
Conflux Technology
★[連携機関](一社)日本Additive Manufacturing 学会

2025年4月1日設立の「日本Additive Manufacturing学会(日本AM学会)」は、日本のモノづくりの未来を切り拓く、未来型・全員参加型の学会として、「AM サイエンス」、「AM テクノロジー」、「AMビジネス」の3本柱に、「AMアート」を加え、多角的な取り組みを推進します。金属、高分子、セラミックス、ガラス、樹脂、細胞やそれらの複合材料など幅広いAM分野の理論を実践・実装して価値を創造する「場」の提供と仕組みの構築、AMの学術・技術による日本の製造業協会・拡大を目指します。

ブース
カタログ
★[連携機関](一社)日本溶接学会 AM部会

生産性の向上に寄与するといわれるAM(Additive Manufacturing)技術はものづくりの革新的プロセスであります。当部会はこのポテンシャルの高い技術を一層向上させ,品質性能の高度化を図ります。当部会は主に金属積層造形の分野を扱います。

ブース
ブース
★[連携メディア]ShareLab

ShareLab(シェアラボ)は、AMに関するあらゆる情報を集約、整理し、国内AMの普及発展を推進するポータルサイトです。今回、AM業界の関係者を招いた公開対談を実施。業界の第一線で活躍する企業との議論を通じて、技術動向や市場の展望について来場者と共有し、交流の場をさらに広げる役割を果たした。当日の模様はYouTubeチャンネル「シェアラボTV」(https://www.youtube.com/@ShareLabTV)で随時公開しており、会場に来られなかった関係者やAMに関心を持つ視聴者も情報を得られるようになっています。

ブース
公開対談
[ご参考]ダイハツ工業株式会社

自社保有設備有効活用による社外サービス展開と活用ニーズ探索を背景として、大型樹脂3Dプリンタ受託造形サービスをご紹介。最大図形サイズ:W2400×D1400×H450mmのFDM方式樹脂3Dプリンタを利用した各種事例として、社内ではドライブシミュレータ、実証実験車、車自動搬送試作機など、社外では産官学連携の学生フォーミュラ、医療福祉ロボットストレッチャー、デザインスツール、観光資源モニュメントなどの活用事例をご紹介。

ブース
展示品

戻る